Focusrite Scarlett 第3世代レビュー!新フォーカスライト スカーレット AIRプリアンプ搭載。その実力は…?

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Focusriteから、12,000円台から買える大人気オーディオインターフェース、Scarlettシリーズの第3世代がついに発売されました。
個人的にも大注目の実力派モデル。その実力を検証したいと思います。

パワーアップしたFocusrite Scarlett

今や世界販売台数No. 1となったオーディオインターフェース、ForcusriteのScarlet(フォーカスライト スカーレット)シリーズ。
(日本ではヤマハ・SteinbergのURシリーズが一番売れてるようですが…)
すでに第2世代で超低価格ながら価格からは考えられない高音質!
と言う事でプロからも絶賛されてたわけなのですが、第3世代はどれだけパワーアップしているのか、その実力を検証してみましょう。

ちなみにForcusriteは日本ではあまり馴染みのないブランドですが、マイクプリアンプでは非常に有名でスタジオでは定番。プロが認めるイギリスの名門音響機器メーカーです。

さあ注目の赤い彗星を早速レビュー!

今回新機能は5つあります、順に説明&レビューしていきましょう!

AIRモード搭載

Forcusriteサウンドの代名詞であるISAプリアンプの音質をモデリングする「AIRモード」を搭載!さらにマイクプリアンプの音質も向上。

Forcusriteといえば、かの有名なビートルズのプロデューサー、ジョージ・マーティンから依頼を受け作られたマイクプリアンプが非常に有名なわけなのですが、そのプリアンプのアナログ特性をシュミレートした「AIRモード」が搭載されました。

透き通った結晶のようなクリアさに芯の通ったサウンド、という触れ込みですが実際どうなのでしょう?音を聞いてみました。

ざっくりですが、音を聞いてみた感じですと、「軽やか、かつくっきりとした目立つ音」になる感じですかね。そこまで目立つ音質変化ではありませんが聴き比べると確かに違います。イコライザーなどとはまた違った効果ですね。
伴奏に埋もれがちなボーカルになどに威力を発揮しそうです。

さらにマイクプリアンプ自体も刷新され、音質が向上しています。
データシートからも第2世代に比べS/N比が向上しており、ゲイン性能も向上し、よりボリュームが上げられるようになりました。
ゲインを上げても、このクラスでは考えられない程の低ノイズです。
さすがマイクプリアンプの名門メーカーだけあり、納得の品質。コンシューマー向けだからといって手抜かりはまったくありません。

AD/DAコンバーター回路の性能向上

録音にしろ再生にしろデジタル環境では一番キモになるAD/DA部ですが、こちらも刷新され音質がさらに良くなりました。

スピーカーなどオーディオ製品によっては昔の方が音が良かった、なんて話しをよく聞くのですが、デジタルパーツのAD/DA部だけは別。同じランクなら最新のものほど音質が良いのです。
また名門音響メーカーだけありアナログ回路にその技術が活かされています。

実際パソコンから手持ちの楽曲を再生すると音の解像度の高いハイファイな音質で音楽が楽しめます。

この価格でしたら音楽制作に使わなくてもリスニングだけでも元がとれてしまいますね!

サンプルレートは24bit 192KHzまで、もちろんハイレゾ対応しています。

超低レイテンシー設計

これは楽器を演奏する人やボーカルを録る人には嬉しいですね。
従来のモデルも低レーテンシーを売りにしてたわけなのですが、さらなる低レーテンシー化を果たしました。
参考までに48 KHz 256サンプルのバッファサイズで7.4msの延滞でした。(IN→OUTの延滞。Mac CoreAudio使用、環境により変わると思います。)これはかなり優秀です!
1msは1000分の1秒なので、0.01秒以下の延滞ということですね。
これなら今までソフト音源では満足な演奏が出来ないという人でも、ハード音源と変わらない感覚でプレイ出来ると思います。

ギターやボーカルのモニタリングでもアンプシュミレーターをつかったりプラグインエフェクトをかけてのモニタリングが快適です。
(低スペックなパソコンでなければ…)

かなり使える豊富なソフトウェアが付属

Ableton Live Lite、Pro Tools | First Focusrite Creative Pack、Focusrite Red 2 & Red 3 Plug-In Suite、Softube Time & Tone Bundle、XLN Audio Addictive Keys(1種類)といった定番プラグイン、また定期的にバリュープライスやフリーでプラグインがもらえるFocusrite Plug-in Collectiveのオファーも付いてきます。 更に3rd Generationには、100万種類以上のサンプル音源から選んでダウンロードできる、Splice Soundsの3カ月間無償トライアルも追加になりました。

個人的には新たに追加になったSplice Soundsの無償トライアルが期待大です。
Splice Soundsはミュージシャンにもかなり使えると好評でトライアルが終わってもダウンロードしたサンプルは手元に残して置けるようです。

またFocusrite Red 2 & Red 3 Plug-In Suiteは買えば2万円以上するイコライザーやコンプレッサーなどのバンドルですし、Softube Time & Tone Bundleはリバーブやデェレイなど高品位なひととおりのエフェクターが付属しております。

ギターアンプシュミレーターなど12種類のプラグインが付属した特別版のProtools freeやAbleton Live Liteも付属しますので、これらのプラグインと合わせてすぐに高品位な録音&制作環境が手に入ります。

さらに、ピアノ音源XLN Audio Addictive Keysは4種類のピアノから一種類しか選べませんが、フルライセンスが付属します。
単品で1万円程するかなり使える高品位な音源です。

また定期的に破格値やフリーでプラグインがもらえるFocusrite Plug-in Collectiveライセンスも付いてきます。

これらまとめて、1万円程の大変性能のいいオーディオインターフェースに付いてくるんですから凄い時代になったものです。

使い始めるまでが簡単に

従来のForcusrite社製品はオーディオインターフェース自体はとてもいいのですが、英語環境という事もあり付属ソフトなどのインストールが大変と、日本人には結構評判が悪かったのです。
ですが第3世代ではパソコンに繋ぐだけで、必要なインストーラがマウントされ、セットアップがとても楽になっています。
またインストールとともに「Quick Start Guide」に従うだけで簡単に付属ソフトウェアのユーザー登録も行えます。
初心者の不安を払拭する嬉しい機能ですね。

総評

というわけで、駆け足でチェックしてみたのですが、期待を裏切らぬ完成度の高さと言えます。
価格的には、第2世代より若干ではありますがアップしてしまいましたが、それ以上に音質もアップしておりますので、やはりこの価格クラスからは信じられない音質です。
付属ソフトも豪華ですので、競合他機種から比べると音質、コスパともに頭一つ抜け出してると言えます。

惜しむらくはiPadなどのiOS機器に対応していない事。せめてコンパクトサイズのモデルだけでも対応させて欲しかったです。

それと海外メーカーのためサポートに不安がある点。やはり、ヤマハやローランドなど日本のメーカーに比べるとサポート体制は数段落ちます。
とはいえ新機能のおかげでインストールも簡単になりましたし、もちろん1年の製品保証等しっかりついてますよ!

DTM初心者の方や身の回りに相談出来る人がいない場合はちょっと導入するのにためらうかもしれません。
逆にそこがクリア出来ていれば素晴らしい製品なので是非ともおススメします!

動作環境

対応OS
Mac OS10.12以降
Windows 10以降
USB接続
バスパワー駆動(ハイエンドモデルはAC駆動)

残念ながらiOSには対応しませんが、カメラアダプター等を繋げUSBハブから給電すればもしかしたらいけるかもしれません。(保証しませんよ。念のため。)

製品ラインナップ

基本的な音質やビットレートなどの性能はシリーズ共通です。
入出力の数やMIDI端子の有無などが商品によって違います。
ではサウンド入力の数が少ない順番に紹介していきましょう。

Scarlett Solo 3rd Gen


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打ち込みメインで歌ってみたや、ボーカルやギターを録音するならこのモデルで充分!
ギターとボーカルを同時に録音する事も出来ます。
背面のオーディオアウトがピンプラグから標準ジャックに変更になったのも地味にポイント高いです。

1マイク入力 1ライン(ギター)入力

Scarlett 2i2 3rd Gen


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マイク入力が2つあるので、マイクでのステレオ録音が出来ます。ギターももちろんOKです。このモデルから上のグレードにはヘッドホンボリュームが独立してつきます。

2マイク入力(コンボジャック)

Scarlett 4i4 3rd Gen


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2つのマイク入力に加えて2ライン入力が用意されています。いつもターンテーブルを接続してるDJスタイルやハードシンセを活用したい方にオススメ。
このモデルから上はオーディオアウトもステレオ二系統用意され、MIDI入出力端子がつきます。

2マイク入力(コンボジャック) 2ライン入力

Scarlett 8i6 3rd Gen


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機材を複数持ってる方へおススメ。簡易的なミキサーとして使う事も可能です。
2マイク入力(コンボジャック) 4ライン入力
2デジタル入力

Scarlett 18i8 3rd Gen


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4つのマイク入力があるので、ドラムや少人数の演奏も録音可能です。小規模なスタジオにも対応します。
4マイク入力(コンボジャック) 4ライン入力
10デジタル入力

Scarlett 18i20 3rd Gen


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バンド演奏やライブの収録に使えます!スタジオでも充分対応出来る性能です。

8マイク入力(コンボジャック) 10デジタル入力

Scarlett Solo Studio Pack 3rd Gen


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Scarlett Solo 3rd Genにコンデンサーマイクとヘッドホンが付いたおトクなバンドルパック。
マイクとヘッドホンもForcusrite印が付いてるのでスタジオ品質。高級品ではありませんが安心して使えます。
Scarlett 2i2 3rd Genのバンドルパックもあります。

製品動画

こちらの製品レビューは英語ですが非常に参考になります。

Focusrite Scarlett 2i2 (3rd Gen) USB Audio Interface Review / Explained

オフィシャル動画
こちらの録音はScarlett Solo Studioのバンドルパックの機材のみを使って録られているようです。

Focusrite // Scarlett Solo Studio 3rd Gen – Overview feat. Gabrielle Grau

SPEC

対応サンプルレート44.1 kHz, 48 kHz, 88.2 kHz, 96 kHz, 176.4 kHz, 192 kHz
マイク入力周波数特性:20 Hz – 20 kHz ± 0.1dB
ダイナミックレンジ:106 dB (A-Weighted)
THD+N:<0.002% (minimum gain, -1dBFS input with 22Hz/22kHz bandpass filter)
Noise EIN:< -128 dB (A-Weighted)
最大入力レベル:+4dBu
ゲインレンジ:50dB
ライン入力周波数特性:20 Hz – 20 kHz ± 0.1dB
ダイナミックレンジ:106 dB (A-Weighted)
THD+N:<0.003% (minimum gain, -1dBFS input with 22Hz/22kHz bandpass filter)
最大入力レベル:+22 dBu
ゲインレンジ:50dB
インストゥルメント入力周波数特性:20 Hz – 20 kHz ± 0.1dB
ダイナミックレンジ:106 dB (A-Weighted)
THD+N:<0.002% (minimum gain, -1dBFS input with 22Hz/22kHz
最大入力レベル:+13dBu
ゲインレンジ:50dB
ライン出力ダイナミックレンジ:106 dB (A-Weighted)
最大出力レベル:(0 dBFS) バランス +10 dBu
Line/TRSアウトプット
THD+N Outputs:<0.002% (minimum gain, -1dBFS input with 22Hz/22kHz bandpass filter)
ヘッドホン出力ダイナミックレンジ:107 dB (A-Weighted)
THD+N Outputs:<0.002% (minimum gain, -1dBFS input with 22Hz/22kHz bandpass filter)
最大出力レベル (0 dBFS) :>+10 dBu

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